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創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。 休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
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 久々に規模の大きな本屋に寄ったので有意義な買い物をしようしかし予算は厳守、と心掛けつつレシートを見たらアレッニッポンノカヘイカチイツノマニハンゲンシターノと似非異人さんを気取りたくもなる額になっている、のは特に話題にする程の事でもない自然現象なのです、が。
 イレギュラーな購入品の筈だった三浦俊彦(柳瀬尚紀さん繋がり)・著の【エクリチュール元年(青土社)】があんまりにも衝撃的だったのでその日の衝動その日の内にッ、な感じに記しておきます。

 □だだっ広い体育館を確保する
 □ど真ん中に卓袱台を置く
 □座る
 □読む
 □よむ
 □よ
 □……
 □む
 □…………
 □(深呼吸)
 □起立
 □卓袱台を両手で掴んで
 □「な■っ、じ耶こ×○@%ぁ#ァ阿唖」(イメージ)

 地球で頭を殴られたような読後感。
 後にも先にも音符に載らない笑いを振り撒きながら卓袱台引っ繰り返せる作品を読めたのは今日しかない、と思いました。流石は柳瀬さんに“日本で最も奇妙な言語感覚の小説を書く”と言わせるだけのお方です――確信犯? いいえ、快楽犯。オビによると【芥川賞候補】だったそうですが、受賞しなかったのは当然です!(輝く笑顔ではきはきと) もしこれがプロット“有り”で最初から最後まで予定通りに書き通していたのならあらん限りの苦虫を噛みながら泣き笑う。
 そんな訳で、
 興味を持たれた方には是非とも一度は目を通して貰いたい小説です。
 そんな事を言いつつ「止めときゃ良いのに」と思う自分がいるのも事実です。(こっちの蜜は酷いよ!)

 <その他の主な入手ブツ>
 ■【心理パラドクス】(三浦俊彦/二見書房)
 ■【戦争論理学】(三浦俊彦/二見書房)
 ■【パームサンデー】(カート・ヴォネガット/ハヤカワ文庫)
 ■【されど罪人は竜と踊る5】(浅井ラボ/ガガガ文庫)
 ■【ジェネラル・ルージュの伝説】(海堂尊/宝島社)

 今回ばかりは問答無用のみうらまつり。
 本来なら【パームサンデー】が最大の収穫になる筈でしたが、やー、イレギュラーって恐ろしいですね本当に。
 それと、【戦争論理学】は某Q間防衛大臣が仰った原爆に関する例の発言がきっかけとなった一冊みたいです。まだ読み始めてすらいませんが、二重の意味で中身が興味深い――いや本当、興味深いのは良いとして“まつり”以外の作品にまで読みの手が回るかどうか深刻に心配ですが。苦笑。
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 財布のレシート類の整理をしていたら、中から【真・女神転生TCG】のトレカが何枚か出てきました。ビックリマン、SDガンダム系カードダスと並ぶ嵌り方をして結構な枚数を集めたのも結構昔になるのですがね――異聞録やソウルハッカーズの主人公達のカードに混じって何故か【プロメテウス】が混じっている不思議。そして、そのスキル名を見て何となく納得(先見&ワイズヒュー)。
 当時の自分にとっては、何かしらの御守り代わりだったのですかねー。いやまあ、確かに【先見】辺りが現実世界でスキルとして使用できたら自分の人生を何倍も円滑に運用できる気はしますけど(笑)。
『人間を作りだし、彼らに火(知恵)を与えた神』
 ……言われてみれば確かに、
 【人間(登場人物)を作りだし、彼らに火(物語)を与えた創作者】にはなっているような気もする。火の点け方に今でも物凄く苦労している修行途中の見習い職人、と言った方が的確ではありますが。これも一種の信仰心?――や、多分違う。主に“腐信甚”な射幸心。
 鰯の頭も火で炙ったら美味ですか?(聞くな)

 日本代表、キューバに勝ちましたね。
 そんな野球話題とは別にして――あちらさんは何とも不思議な島国です。国を動かす【主義】それ自体は北の某国とそれ程変わらない筈、なのですが、個々人のレベルで観測してみると全く別の星の人みたいな相違が。
 【島国】には何となく陽気なイメージ(うちの国はちょっと違いますね)が、そして【半島】にはそれとなく火薬庫なイメージが個人的にあります。地球上の国々が全て一つの大陸に集中するのと全て島国として海で隔たれているのでは果たしてどちらが文明的な惑星になるだろうか、と考えた所でこの話題野球ともキューバとも全く関係ないって事に気付いたのでここで/破棄。

 スポーツが国境を越えた例より、
 スポーツでより強く国境の不動を意識した例の方が多いと思います。
 国境を越えた!――って、国境の存在を逆説的に強化するような語句は封印した方がいいと思うのですけどね。卓越した実績を残したスポーツマン達は殆ど例外なく“国境を越えた”慈善・チャリティ活動に携わっていますが、酷く穿った見方をすればそれって【スポーツをやっている間は決して国境を取り払えなかった】事の証明なのではないかなァ、と。
 余分な定義はくっつけずに汗を適度に流して楽しむ位が丁度良いものです、きっと。
 ミクロコスモスが着々とデラ化の道を辿っていて心配です。
 ドラクエで例えるならメガンテ直撃でも耐え残るのにザキ一発で即死するような運のなさ(違う意味で有り得ない)。次走がフローラならデラ化路線確定ですけどねー。どうなりますかね。
 デラの語源が分かる方とはにこやかに握手が出来そうな予感。 

 ダブルオーももうすぐ最終話ですね。
 素材貧乏と言う言葉は多分ないと思いますが、それを当て嵌めてみると印象がぴったり固着する気がします。現代社会から採取した素材(宗教、人種、資源等等の問題)を三百年後の世界にほぼそのまま投射してしまったのは少しばかり安直だった、きっと。ただ、凄く穿った見方をすれば【三百年程度ではヒトの営みも習性も変わりはしない】とのペシミズム豊富なメッセージを物語に刷り込んでいた、とも考えられますがね。個人的にはそちらの方がしっくりと心身に染み込みます。
 あと、
 雑魚炭酸君はあれくらいの攻撃じゃ鼻毛一本吹っ飛ばせないと思う。
 【日本語は天才である】を読み直して、ジョイスの【ダブリン市民】が読み掛けだった事を思い出したりした迂闊。
 “言葉遊び”を【言葉で遊んでる】と【言葉が遊んでる】のどちらの意味に取るか――自分は、明確に前者の意味で認識しています。後者の場合は、“遊び言葉”ですかね。言葉の前では作者も登場人物も脇役に過ぎない以上、完全に言葉を統制する事はできないんでしょうが、そんな中でも限りなく対等の立場に立って言葉と踊っている人を憧憬せずにはいられません。
 柳瀬さんは生きている日本人の中で一番憧憬している人間かも知れない。(かもじゃない、多分)

 うちのDSは随分前から【世界樹の迷宮Ⅱ】が挿さったまま。
 もうちょい楽しめそう、とか呑気に思っていたら世間ではもう【セブンスドラゴン】、ですか。プレステ封印中でこの対応速度なのだから、先行き(何の)が思いやられます。反射神経と言うよりも反応速度が衰えてきたのかも知れないですねー……広義の意味で。
 最近は特に、ゲームに対して何かを求めなくなってきた気がする。
 面白いゲームをプレイしたい、から【ゲームを面白くプレイしたい】に自分の要求がシフトしているのは間違いないんですが、もっと表現を精錬すれば“面白く考えてみたい”になっているのかも。ゲームにゲーム性を期待しなくなってきた、と書き換えてみたら「じゃもう止めれば?」と心の声が聞こえてきます。
 それでも、【SO4】や上記【セブドラ】は、ただ純粋に遊んでみたいのですがね。【ライドウ】新作や某所の影響で【幻水Ⅳ】もまた然り。
 より深く考えるために感じる、それも、まだまだ必要の筈。
 すっごい久々に【猫と馬の居る書斎(自由国民社/柳瀬尚紀)】を読んで、この単語に頭から爪先まで丸ごとすっぽり引っ掛かった。
 どうして最初に読んだ時にこの言葉を取り込んでおかなかったのか理解に苦しみますね。ただ、自分の場合はどっちかって言うとすぐに語彙と語録が枯渇して【語呂尽き】と化してしまう駄目な方の語呂ツキですが。たまに【憑き】の方にシフトします。坂道を転がるように書き連ねます。(しかし推敲能力は低下)
 柳瀬さん(著者)が備えてらっしゃる言語感覚には今更ながらに素直に憧れます。片手の指にさっくり収まる程度に数少ない“言語業者”の中での憧憬対象――サイトの書評にも雑感が載っていたりもしますが、改めてプッシュしておきたい一作です。アナグラムと競馬と猫とジェイムズ・ジョイスのいずれかがお好きな方は高確率で嵌るだろうと思う、と珍しく断定。(因みに、「~と思う」は永田町やメディアの感覚から言うと断定の範疇に入るそうですよ。い)(や、因んでない)(し、どうでもいい)
 そして今は、【日本語は天才である(新潮社)】を読み返してます。
 本職が英文学者である事に驚くべきなのか、
 英文学者だからこそこの言語感覚を身に付けたと理解すべきなのか。
 ……多分、後者。
 中一の最初の英語授業に戻りたいものですね。(歴史はまた繰り返しますね)
 
 何の偶然だか、
 サイトの自己紹介欄に記している【憧憬する物書き】はヴォネさんを除くと全員競馬関係だったりします。小説を読み書きする何年も前から嵌っていた(きっかけは馬券絡みでない、一種の巨大データウェアハウスとしての興味)ので、自然とそちら関係の方々の文章により高感度となるセンサーが形成されたのかもしれません、が――どんな趣味の旅路を歩んでも結局はこの人達を神棚に押し上げていたような気もします。きっと、そうですとも。笑。


 ■余嘆(非:誤字)
 【人間性のカケラ】って一体どんな固体でしょうね。
 それ以前に、人間性ってカケラに分割できるようなものなのだろうか。だとしたらべらぼうに脆い物質ですよ。割れ物上等天地無用必須ですよ。保険加入もまた然り、ですよ。
 そもそも人間に対して人間性をうんぬんかんぬんすべきじゃない、その効果を適用すべきじゃないと割と真剣に考えているクチでもあります。鉤十字のお国の総統閣下からカリーの世界の聖母様までを一括りにした単語を適用した所で、「お前はまるで人間みたいだ、人間そのものだ!」と言っているのに限りなく等しいと思ってしまうのですよ。カケラもなくてもご立派なレディースエンドジェントルメンですよ。残念ながら。
 【人間性】は、人間以外の存在に対してこそ適用すべき単語。
 人の振り見て我が振り直せ、ではありませんが、人間以外と比べなきゃ人間性の本質なんて永久に分かりはしないと思うのです。

 “何が言いたい”のかは分かり難い文章です。
 “何か言いたかった”のは分かり易かった文章でもありますが、ね。




 こんな雑記を書く人こそ単なる普通のごろつきです。(全くだ)
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