ウルトラの淵

　マイクロＰＣじゃなくてウルトラモバイルだった。（小型のアレ）
　現時点では、購入後の利用価値を必死に模索しています。持ち運んで文章をしたためるのに最適だとは思いつつもそもそも使う本人が人間規格すれすれの出不精な罠。遠出は大好きなのですが、日帰りで帰れる範囲じゃないと外出意欲が敷布団と毛布の織り成す深淵から抜け出せない自分の性質が憎い。

　前回の雑記から色々考えた結果、
　今の携帯に買い替えた時に付属していたＰＣ⇔携帯間のデータ転送ソフトを使えばあの懊悩が解決する事に気付いた（遅ッ）ので、早速それを試しています。やー、やはりこちら（ＰＣ＆キーボード）の方が思考の出力には適してますね。ＡがＢに上書きされる前にＡＢＣとして蛇足も引っ提げ出力できるこの安堵感。家のＰＣ環境がネット復帰する前に気付いていればもっと喜ばしかったのですが。苦笑。
　そんな訳で、色々あって半年以上遠ざかっていた二次創作も長文のリハビリがてらに書いてみましたが、まあ、それはそれ。（色々とうろ覚え過ぎる）

　アビスのアニメが２、３週遅れで放送（ＢＳ１１）されているのを観ています。
　ゲームで一度揺さぶられた感傷のスイッチをもう一度これでもかと言う位に弄り回されてます。ゲームの封を解ける環境になったら間違いなく再プレイしそうな心境ですが、それにしても、ＥＤの【冒険彗星】が【カルマ】に負けず劣らずな出来栄えなのが嬉しい誤算。天は二曲でも三曲でも、与えられて然るべきものには素敵な音楽を与えるようですよー。ＣＤ、久々に買うかも。
　それと、
　ＢＳ繋がりで【ステート・ウィズイン】（政治陰謀系外国ドラマ）をなんとなく凝視中。それを観始めるきっかけになったのが、登場人物の中にルーク（冤罪らしきもので投獄中）（……ええ）とか仰る薄幸なキャラを見掛けたから、と言うのは多分偶然の中の偶然だと思いました。多分に。
　きっかけは基本的に体外に依存するものですよ、ね？（聞くな）


　■土曜の昼、午後三時
　ブエナビスタお嬢さんは色々な意味で演出が上手過ぎる。

骨付きの鍵盤

　創作的なあれこれを始めてから随分な時間（十の位がそろそろ桁上がり）が過ぎて痛感するのは、何かを書いたり紡いだりする際に頭蓋骨の中にもキーボードが必要になってきたなァ、と言うちくちくした現実です。
　自分が（パソ上で）書いた文章をキャンパスノート上で書けるか、と考えた時に「やー無理」と即答出来てしまうんですよね…残念ながら。白紙を直視してもパソ画面程にはイメージが生起・繁殖しない歯痒さ。それは携帯での文章打ちにも当て嵌ります。
　色々とその原因を考えてみましたが、今の所一番尤もらしい解答は【思考の廃棄速度にペン先親指が追い付かない】だと感じてます。自慢じゃないですが自分の思考事物のストック期間の短さはレッドカーペット並みです。ネタが始まり終わる頃には次の住人（違）がお引っ越しして来てます。前の住人とは十中八九音信不通です。サイクル早いくせにリサイクル機能が貧弱な事山の如しです、そう、ゴミの山。サイト上で無事に表現し終えたものは本当、数パーセント程度しかないかもしれません。（筆不精の自業自得）
　だからと言って、キーボードなら思考の捨て子が保健所行きになる前に就職先（何処？）を紹介出来る、とも思いませんが。しかしながら、パソに触っていない間もキーボード並みの捕捉速度で、出入国を繰り返す思考をしっかり捉えて保存・活用出来るなら今よりももう少しだけビット数の多い創作活動が出来そうな気がする、と言える気がすると思いたいもので…す。よ、ね？（早速）（掴まえ損ねた）

　余計な機能は一切要らないので、現行の画面、キーボードサイズに電子辞書機能（百コンテンツ位）がくっ付いたマイクロＰＣが理想です。
　諭吉数枚で高機能のメモ帳が手に入ると思えば、やあ、そんなの安い、安い。（お前が）

マクロの呼び声

　職業：政治な人たちのアレな疑惑での記者会見が、何となく、一種の【マクロ】に思えて仕方がない最近。あの町ではまず間違い無く不祥事対応マニュアルがあるでしょうが、まるで誰かがロックを掛けて編集不可にでもしてるんじゃなかろうか、って位に同じ手順と矛盾の繰り返しに思えてならないですね。繰り返しの度に劣化が激しくなる辺り、HDDではなくカセットテープにでも保存してるのかも。
　あの町はこの国最大のガラパゴス。

　色々な影響で【ＳＯ４】が気になって、クロス（じゃない）箱の値段を検索。
　本体とソフトですごく微妙な値段（ハムレット的な）なのが、ねえ。マイクロＰＣとの拮抗した天秤争いになるような、ならないような。笑。

螺子を、ゆっくり巻いてみる

　ゆっくりどころかのっそりもっさり巻いている内に、季節が二つ程衣替えしています、ね。してしまった、と表現する方が遥かに適切だとは重々承知しているのですけれど。
　こういう類の表現場ではあまり書き易くない諸事情（要は家庭内のあれこれ）で暫くの間、接触を断っていました。気分の螺子を巻き直すのは思いの外時間が掛かりましたが…多分、大体は元通りになった筈（だと思いたいもの）。まあ、不通だった家のネット環境が回復したのも浮上理由の一つではあるのですがね（苦笑）。とは言え、新調した家族用パソで数ヶ月振りにネットに繋いだらホットメールの受信メールがごっそり消えていて上向きかけた気分のベクトルもあっさり頭を垂れました。…これは笑えない。

　潜っていた間に、幸か不幸か読書の履歴だけは積み重なりました。陽気なギャングの右往左往から国のない男の優しく尊い絶望と笑顔まで、漏れ（はそんなには）なく。ゲーム版に手を出せそうになかったので読み始めた【.hack//G.U.】小説版が思いの外高密度な内容でした。最終巻は確かに某さんの感想通り押井色満開な内容だと思いました、笑。
　後、【イノセント・ゲリラの祝祭】の彦根さんは戯言遣いと請負人のハイブリッドだと思わずにはいられない。このひとは、でるものがたりをまちがえている！（笑いながら棒読み）

　いつ見ても心臓に宜しくない有効ナントカ倍率の下落具合を見ると、今後の針路選択に悩みます。…地元にしろ上京にしろ、どっちもどっちなんでしょうし。
　浮上したてで早速沈降気味の話題なのも、ある意味、現実らしいと思う事にします。笑。

一発で持ってかれた

　そんなアンちゃん、いやアンドレイ・スミルノフお兄さんの繰り出したあの名言に完敗（誤字でない）だった記憶しか残ってない今日のダブルオー。隅から隅までずずずいーっと罪と罰と咎と業の各種詰め合わせみたいな展開を一発でメルヒェンな色彩に染め替えてくれちゃいましたよあの人。絶好調時の北勝力の立ち合いからの喉輪並みの持ってかれ方でしたよね、って、分かる人にしか分からない例えですが。笑。…いや本当、大真面目に昼ドラとしてやっていけるんじゃなかろうか、スミルノフ家の不揃いの武人たち。
　ブシドーなあの人と物凄く話が弾みそうな気がして夜も笑いが止まらないかも知れません。むしろ我慢の必要もありません。そしてネット上に乙女同盟（安直！）とか即座に立ち上げられてそうな気がしてなりませんが検索も詮索も止めておこうと思う程には一般的な嵌り具合だと思います、自分。
　それ以外は前述の通り、救いと報いの比率が偏り過ぎている中身なのですがね。ドロドロと言うよりぱっさぱさに干からびた温度も湿度も低い虚無感がこれからどう変化（や、激化）して行くのか…ぺっきりへし折れるのか。さて。
　コーラの人は本当に前作で退場していたのかも、と（残念ながら）諦め始めた最近。そしてせっちゃんはいつになったらサジの事を単なる【サジ】で呼ぶんだろうか（今もフルネーム）。マリナ姫が彼のヒエラルキィ内でいかに特別扱いされているかと言う事だけはよく分かります。笑。

　ヴォネガットの【母なる夜】を読み終えて、これまでに読んだ中で一番“らしくない”雰囲気だと思った。それは裏を返せば【一番普通の小説に近い】と言う事だったのですが、それでも普通からはかけ離れている佇まいはやっぱり氏の作品だなあ、と改めて感嘆（感心ではなく）。
　題名からペルソナ３を連想し、主人公の“流され方”に某戯言遣いを重ね合わせました。他の方の感想を聞いてみたいもので（すがきっと無理）す。…きっと無理。