創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。
休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
「行くって決めたところに行ってくるわ」
この一言に出会うために【パームサンデー】を読んだ、と言い切れます。
【東京マラソン】は前半10キロ位までしか見てなくて、優勝者も日本人最先着も途中でミスター・タイガースの物真似で同じ皆(お馴染みな、の誤変換!)M氏が心肺停止になっていたらしい事も後のニュースで知ったのですが、全体を通して一番印象に残ったのはスタート直後ランナーに手を振る都知事の破顔一笑だったような気、がします。五輪招致に拘泥するのもそれはもう納得の一笑。……楽しそうでしたね。
あれを見て、ふと【るろ剣】での縁の笑みを連想しました。確か【破顔】に対して【ニイィィ】的なルビを振っていたような覚えがあるのですが、どうだったかな――ルビに読み以上の意味を付加できる(そして、孵化させられる)事に本格的に気付いたのはそれが最初だったようにも思えます。で、【封神演義】で「へー擬音って結局作者の気分次第でいいんだ」と理解(間違ってます)したのも古き良きジャンプの思い出。実力のインフレーションに対して何の疑問も抱かなかったのも今は昔で、ついさっきも今週のダブルオーを観ながら演出のインフレに対して何とも言えない気分に浸かりました。
今まで(旧シリーズ)はフィールドを一歩一歩歩いて次の目的地へと到達していたのが、今シリーズでは線で結ばれた拠点と拠点を移動するような感じ、と言ったところで分かり易くない事は書いている当人もはっきりくっきり自覚しています(苦笑)。でも感覚的にはそれ以上に適切な表現がないのですよね、実際問題。少なくとも、【時代を創る】役割は完全に終え【時代に造られる】側に移行した感があります。地上デジタルよりも一足早いパラダイム転換ですよ。ある意味、イノベーション。
作り手側の一方的な「やり切った」感が、どの分野においても肥大しつつあるように思えます。
【発信】が【配給】に先祖返りしつつあるのは、気のせいで済ませたくはない、実感。
以下は、某さんのブログで見掛けてやってみた【ゾンディ・テスト】結果。
【ニッポン】と言ったら罰金でも取られてるんじゃなかろうか、ってな位に徹底してましたね、あの呼び方。あれだけ繰り返すんならいっその事スコア表記も日本じゃなくて【サムライ】にしていればなお一層強調出来たのではないでしょうか。
その内、【侍】と【撫子】を辞書で引いたら「海外で活躍する日本人男(女)性の通称」なんて意味が当たり前のように付着している時代になるんでしょう。個々人の特徴や特性や得意分野や活動範囲の一切を考慮せずに手早く貼り付けられるとっても有り難いラベルですからね、貼る側にとっては。と、同時に――その人間に関して“特に語るべき特徴等がない場合”に「とりあえずサムライ/ナデシコ貼っときゃOK」とぺったんぴったん貼り付けた、と思われる可能性を微塵も考慮していない証拠だとも言えます。さあどっち。(どっちもどっち)
個人的に、【侍】は【武士道】と言う名の特殊なスポーツの競技者のように思っています。野球にせよサッカーにせよその他メジャーなスポーツ競技にせよ、その選手達に【サムライ】概念を着込ませて送り出す事自体がちょっと筋違いのように思うのですがねー。勝負服だと思ったら拘束衣だった、と気付くのはいつだって勝負の決した後です。
【サムライジャパン】は、日本語と言うよりも【日本人語】だと思いました。
“日本語人”の減少と日本人語の増加には、明確な相関関係があると思います。
■みうらまつり
は、終了。(三冊とも読んだ)
【囚人のジレンマ】や【中国語の部屋】に見覚えがあったのはよく考えなくても【され竜】の所為。ラボさんはこの手の書籍を本棚一列分ぐらいは余裕で収蔵してそうだ。
今読んでいるのは、ヴォネガットの【パームサンデー】。エッセイ集……であると同時に、自分自身の【観察記録】のようにも感じられるのが本当に“らしい”な、と。
最近は文庫本とハードカバーの購入比率が逆転しているような気(ではない)がします。危険な兆候。
その内、【侍】と【撫子】を辞書で引いたら「海外で活躍する日本人男(女)性の通称」なんて意味が当たり前のように付着している時代になるんでしょう。個々人の特徴や特性や得意分野や活動範囲の一切を考慮せずに手早く貼り付けられるとっても有り難いラベルですからね、貼る側にとっては。と、同時に――その人間に関して“特に語るべき特徴等がない場合”に「とりあえずサムライ/ナデシコ貼っときゃOK」とぺったんぴったん貼り付けた、と思われる可能性を微塵も考慮していない証拠だとも言えます。さあどっち。(どっちもどっち)
個人的に、【侍】は【武士道】と言う名の特殊なスポーツの競技者のように思っています。野球にせよサッカーにせよその他メジャーなスポーツ競技にせよ、その選手達に【サムライ】概念を着込ませて送り出す事自体がちょっと筋違いのように思うのですがねー。勝負服だと思ったら拘束衣だった、と気付くのはいつだって勝負の決した後です。
【サムライジャパン】は、日本語と言うよりも【日本人語】だと思いました。
“日本語人”の減少と日本人語の増加には、明確な相関関係があると思います。
■みうらまつり
は、終了。(三冊とも読んだ)
【囚人のジレンマ】や【中国語の部屋】に見覚えがあったのはよく考えなくても【され竜】の所為。ラボさんはこの手の書籍を本棚一列分ぐらいは余裕で収蔵してそうだ。
今読んでいるのは、ヴォネガットの【パームサンデー】。エッセイ集……であると同時に、自分自身の【観察記録】のようにも感じられるのが本当に“らしい”な、と。
最近は文庫本とハードカバーの購入比率が逆転しているような気(ではない)がします。危険な兆候。
久々に規模の大きな本屋に寄ったので有意義な買い物をしようしかし予算は厳守、と心掛けつつレシートを見たらアレッニッポンノカヘイカチイツノマニハンゲンシターノと似非異人さんを気取りたくもなる額になっている、のは特に話題にする程の事でもない自然現象なのです、が。
イレギュラーな購入品の筈だった三浦俊彦(柳瀬尚紀さん繋がり)・著の【エクリチュール元年(青土社)】があんまりにも衝撃的だったのでその日の衝動その日の内にッ、な感じに記しておきます。
□だだっ広い体育館を確保する
□ど真ん中に卓袱台を置く
□座る
□読む
□よむ
□よ
□……
□む
□…………
□(深呼吸)
□起立
□卓袱台を両手で掴んで
□「な■っ、じ耶こ×○@%ぁ#ァ阿唖」(イメージ)
地球で頭を殴られたような読後感。
後にも先にも音符に載らない笑いを振り撒きながら卓袱台引っ繰り返せる作品を読めたのは今日しかない、と思いました。流石は柳瀬さんに“日本で最も奇妙な言語感覚の小説を書く”と言わせるだけのお方です――確信犯? いいえ、快楽犯。オビによると【芥川賞候補】だったそうですが、受賞しなかったのは当然です!(輝く笑顔ではきはきと) もしこれがプロット“有り”で最初から最後まで予定通りに書き通していたのならあらん限りの苦虫を噛みながら泣き笑う。
そんな訳で、
興味を持たれた方には是非とも一度は目を通して貰いたい小説です。
そんな事を言いつつ「止めときゃ良いのに」と思う自分がいるのも事実です。(こっちの蜜は酷いよ!)
<その他の主な入手ブツ>
■【心理パラドクス】(三浦俊彦/二見書房)
■【戦争論理学】(三浦俊彦/二見書房)
■【パームサンデー】(カート・ヴォネガット/ハヤカワ文庫)
■【されど罪人は竜と踊る5】(浅井ラボ/ガガガ文庫)
■【ジェネラル・ルージュの伝説】(海堂尊/宝島社)
今回ばかりは問答無用のみうらまつり。
本来なら【パームサンデー】が最大の収穫になる筈でしたが、やー、イレギュラーって恐ろしいですね本当に。
それと、【戦争論理学】は某Q間防衛大臣が仰った原爆に関する例の発言がきっかけとなった一冊みたいです。まだ読み始めてすらいませんが、二重の意味で中身が興味深い――いや本当、興味深いのは良いとして“まつり”以外の作品にまで読みの手が回るかどうか深刻に心配ですが。苦笑。
イレギュラーな購入品の筈だった三浦俊彦(柳瀬尚紀さん繋がり)・著の【エクリチュール元年(青土社)】があんまりにも衝撃的だったのでその日の衝動その日の内にッ、な感じに記しておきます。
□だだっ広い体育館を確保する
□ど真ん中に卓袱台を置く
□座る
□読む
□よむ
□よ
□……
□む
□…………
□(深呼吸)
□起立
□卓袱台を両手で掴んで
□「な■っ、じ耶こ×○@%ぁ#ァ阿唖」(イメージ)
地球で頭を殴られたような読後感。
後にも先にも音符に載らない笑いを振り撒きながら卓袱台引っ繰り返せる作品を読めたのは今日しかない、と思いました。流石は柳瀬さんに“日本で最も奇妙な言語感覚の小説を書く”と言わせるだけのお方です――確信犯? いいえ、快楽犯。オビによると【芥川賞候補】だったそうですが、受賞しなかったのは当然です!(輝く笑顔ではきはきと) もしこれがプロット“有り”で最初から最後まで予定通りに書き通していたのならあらん限りの苦虫を噛みながら泣き笑う。
そんな訳で、
興味を持たれた方には是非とも一度は目を通して貰いたい小説です。
そんな事を言いつつ「止めときゃ良いのに」と思う自分がいるのも事実です。(こっちの蜜は酷いよ!)
<その他の主な入手ブツ>
■【心理パラドクス】(三浦俊彦/二見書房)
■【戦争論理学】(三浦俊彦/二見書房)
■【パームサンデー】(カート・ヴォネガット/ハヤカワ文庫)
■【されど罪人は竜と踊る5】(浅井ラボ/ガガガ文庫)
■【ジェネラル・ルージュの伝説】(海堂尊/宝島社)
今回ばかりは問答無用のみうらまつり。
本来なら【パームサンデー】が最大の収穫になる筈でしたが、やー、イレギュラーって恐ろしいですね本当に。
それと、【戦争論理学】は某Q間防衛大臣が仰った原爆に関する例の発言がきっかけとなった一冊みたいです。まだ読み始めてすらいませんが、二重の意味で中身が興味深い――いや本当、興味深いのは良いとして“まつり”以外の作品にまで読みの手が回るかどうか深刻に心配ですが。苦笑。