忍者ブログ
創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。 休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 盆休みの間、ふらっと東京の方へ遊びに出掛けていました。私の鞄の中には既に若干の諭吉さんしかいらっしゃらぬ現実(夢の跡)
 遠出は滅多にしないので、帰ってくると当然の如く行ってきた所に住み着きたくなる衝動に襲われる。それが衝動的なものである事は一応は理解しているので、もう暫くすれば落ち着いてくる筈……ただ、衝動云々を抜きにして、もし次に住むならああいう大都市に鈍行で二~三時間掛ければ着ける程度の場所が良いですね。色々な方とお会いできたり様々な芸術スポットを巡れたりと大変充実した一週間でしたが、日帰り・または一泊程度でするりと一筆なぞるように楽しむのが自分の性には合っている。
 で、以下はツイッターで呟いた折々の記録。所々を適当に抜き出しているので、文章の繋がりはありません(写真は割愛)。


 【1日目(9・月)】
 >さながら大蛇の頭部、なスカイツリー(遠)(初代の大展望台より)
 >あいした じゃない あしいたい
 >【出来事1】:家を出て駅に向かう途中、合い鍵屋の電光掲示板に【ツイッターで合い鍵無料!まずはフォローミー(要約)】と記されていた。今までで一番の ついったすげえ がお出ましになった
 >【出来事3・今日の二大空目】:行きの新幹線の車窓から、建築会社…○→一式請負/×→一発勝負 都内某飲食店…○→活鮮/×→汚鮮 後者は達筆過ぎて三度目辺りまで本当にそう見えた、笑、えない

 【2日目(10・火)】
 >池袋駅なう。予想通り迷いまくる(六年振りだししょうがな)(くない)/…もう日本国民はみーんな電車内で就寝する事にすれば不眠過労社会から解放されると真剣に思った(午前9時から隣のひとに寄りかかられる)
 >【今日の異界】:井の頭公園にて。ボートを漕いでいる人々の中、【全身白タイツ(頭まで)+メイド服(だと思う)+他一人】の三人組が漕ぐボートを目撃した。わたしのめにくるいとくもりがなければ、あれはぜんいん おとこども だった

 【3日目(11・水)】
 >つくば駅なう。エクスプレス内で斜め前に座っていた学生さんらしき人が分厚い神経医学の本を読んでいた。こちらも負けじと電子辞書を取り出して適当に単語を読み漁った(コールド負け!)…やはり、何か、違う
 >JAXA宇宙センター展示館。先端技術ときどきカッコ悪い…? 何を言う。最先端がその武骨な身を削りに削って道を切り開いてくれるからこそ、後に続く私達はスマートに生きられるのに
 >北区の飛鳥山公園、今回の日程での個人的な目玉だった【紙の博物館】他を巡ってきた。段ボールアートちょう素敵。キットを衝動買いしようとしたものの作成過程で電子レンジが必要だと知り泣く泣く断念(持ってない)…紙フリークの聖地ですね、ここ
 >不忍池が不忍植物園と化していた件について

 【4日目(12・木)】
 >靖国神社…。拙いながらも拝礼してきた。ここでは歴史は自ら語り出す事なく、ただひたすら、深々とその身を横たえている。霊性は確かに眠っている。その是非を考えるのは神社ではなく、あくまでも個々人の役割だろうけれど
 >オルセー90分待ち(゜Д゜) よし、明日か明後日の朝イチ(とにかく早く)に変更しますそうします…まさにアートマーケット
 >国会図書館なう。し…システム障害で端末利用ができない、ですと…!?(゜Д゜) orz …もう、これはこれで珍しい日に来れたと前向きに捉えるしかない。とりあえず利用前に食堂へ行ってこようそうしよう

 【5日目(13・金)】
 >オルセー展を観終わった。9時過ぎに来て並んだら、運良く開場が早まり10時前に入れました…流石の人波でしたが、ああ眼福眼福
 >脳内ブックマーク四天王:モネ【ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光】、ヴァロットン【ボール】、モロー【オルフェウス】、ルソー【戦争】/そして一つを選ぶなら………… 【ボール】
 >ヴァロットンの“影/黒”に惚れ込んだ。あの引力は、筆舌では表し難い…!
 (有明のとある戦場)
 (とある集いに紛れ込んでもんじゃデビューしたりオーラ見られたり)
 >【寝る前になぜか呟くオルセーの怪】:セガンの【ガブリエル・ヴィアン】が、今から数十歳若返った美○明宏に見えた。何度も見た。そして何度見ても、アキヒロはアキヒロだった…(オーラが)(またタイムリーな)

 【6日目(14・土)】
 >皇居外苑、楠正成像。青葉茂れる桜井の…(分かる方、いらっしゃるだろうか)
 >目黒寄生虫館なう。意外に人が多い…噂の8.8mサナダムシはやはり破格
 >バンクロフト糸状虫の衝撃(注:男性の局所がッ)
 >池袋西武の無印良品に足を運んだら、すぐ隣で【古本まつり】が開かれていた。吃驚するような質量。【現代詩読本 室生犀星】(絶版)と【ノンセンソロギカ】(著:柳瀬尚紀)を衝動買い。滞在伸ばして良かった…!/17日まで開かれているようですから、気になった方は是非
 >花火ー(夏の陣のちょい北より)
 >テレ東はまた、この稼ぎ時の時間帯に素知らぬ顔でお城紹介などするのですね…うちの地方で系列が映らないのが、嗚呼、口惜しい

 【7日目(15・日)】
 >窓際の自由席が空いていたのですぐさまのぞみに飛び乗った。こちらで絡んで下さった全ての方へ感謝を! またやって来ますー
 >小倉駅なう。なんというか…うん、ほのぼのする(笑
 >そんな戦場の修羅場をついった越しに眺めつつ、無事にお家に帰ってきました。地元の駅から交通費ケチって歩きで帰ったら爪が真っ白になりかけて冷や汗ダラダラでしたが…(夏を)(舐めるな)


 もしも次に行く事があるならば恐らくは2、3日程度のコンパクトな日程になる筈。その場合、問題なのはホテル代よりもむしろ交通費でしょうねえ…別にのぞみ程の高速さは期待しないので、今直ぐにでもひかりやこだまの運賃を一気に引き下げて貰いたい。それこそ、誰もが得する世界の選択。
 そんな非日常から日常へ舞い戻った今日のお仕事は、言葉では何とも表現しにくい違和感で満ち溢れていた。自分でも気付かないうちに体調を崩していた(向こうで一度もダウンしなかった事を考えればむしろ当然)のを差し引いても、凄い違和感。移植された臓器が不適合だったような(経験無い)、機種違いのOSを強制的に肉体にインストールされたような…(分かり難い)
 精神がどんなに日常に戻った振りを演じても、肉体は嘘を吐かない訳でした。うん、納得。この“事差ボケ”もある意味でお土産みたいなものなので、大切に持ち続けておきたい。
PR
 昨日、前々から付け狙っていた(語弊)新しい電子辞書を漸く購入。カシオの【EX-word】シリーズのビジネス仕様の代物です……8500BS。何軒か電機屋を巡って、もうこれ以上は値が下がりそうにない限界(後は反動あるのみ)の値を付けていた所で買いました。二万五千円弱というのは、最近の買い物の中では液晶テレビと甲乙付け難いお買い得だと自負していたり。苦笑。
 初代――これまた同シリーズ――を購入したのが05年の冬だったから、流石に二代目の進化振りが目にも耳にも鮮烈過ぎて良い意味でくらくらする。タッチペンでの操作はほぼDS感覚。高揚したまま血迷って選択した【ひとり歩きのトルコ語】音声を聴いて、一生トルコには足を踏み入れられそうにない確信が金字塔として突っ立ちました。言えそうなの【おはよう】ぐらいだ……ギュナイドゥン。【ごきげんいかが】の時点で完全に白旗。言葉の世界の一歩先は底なし沼。うん。
 テキストローダー(PC内のテキストファイルを辞書に転送可能)をインストールして、試しにP3の二次創作文を転送してみましたが、予想以上にしっくり馴染んでいて驚いた。本体メモリ(50MB)だけでもうちの創作文章の殆どを格納できそうな気がする――或いは、追加コンテンツに含まれていないけれどどうしても格納したい詩集・格言集等を自分でテキストファイルに編集して転送する手も有りだろうな、と。寺山修司やゲーテのお気に入り格言をまとめて放り込んでみようと計画中です。兎も角、テキストローダー機能は考え方次第でかなり使えるものになりそう。
 予想通り、
 見ての通り、
 どこからどう見ても完全にエクスワードの宣伝です。ぶわっとなってやった。後悔はしてない。笑。

 日本文学300選の中に含まれている夢野久作【ドグラ・マグラ】を読むべきか読まざるべきか、それが当面の問題。あの上下巻(文庫)を丸々取り込んでいるなんて、なんて太っ腹な(そして恐れ知らずな)――そして他の夢野作品の題名全てに【地獄】か【悪魔】が紛れ込んでいる現実。非実在規制や児ポ法が仮に本格化してしまったら、これ、回収対象になるんじゃないだろうか。
 【源氏物語】まで内蔵(何故か【野分】までの半端)している恐るべきエクスワード二代目に、幸あれ。

 さて、
 【メタルマックス3】の発売まであと3日。待ちに待ち過ぎて気分がむしろ落ち着き払っている危ない状態でございます。
 水曜の仕事帰りの時点でフライング発売を夢見て電機屋に吸い寄せられる自分の姿が既に目にくっきりと刻まれている。購入後のサイト(ブログ)やツイッターでのテンションが妙な具合になっていたとしても、そこはそれ、生温い薄笑いとともに見逃してやって下さいませ。
 最高気温よりも最低気温の方が数倍気になる日が続いている。日中の暑さはあまり関係ない(常時冷房)けれど、夜の寝苦しさは体力的精神的に致命傷…せめて熱帯夜だけは勘弁して貰いたいものです。来月の予定の為にも、今、体調を崩壊させたくはない。

 夏場お馴染みの【●●文庫の100冊】のパンフレットに目を通していて、とある本の紹介に出ていた【階乗】の意味が一瞬分からず地味に凹んだ(累乗と混同)。実社会でほぼ全く使われない、神棚の奥の数式。手付かずだから美しく、美しいから手に余る。実社会で一番使われている数式や定理は、さて、一体何になるだろう。
 その本とは別に、【砂の女】(安部公房)には凄く惹き付けられた。これ、ある意味でドリフのコントの元ネタになっているのでは…?

 そろそろ、創作関連の更新をする予定。
 “道具扱いされるのを嫌う人ほど、自分の失敗を道具のせいにしがちである”
 “俺たちは機械じゃない、と主張する人の普段の話題は、機械のように正確に、片手に収まる程度のジャンルに分類可能である”

 ――という法則があるかどうかはさておき、ないなら誰かが提唱してさっさと確立してしまえと心の中の割と浅い水深で呟いてしまう事が最近は多々。もう一息で声に出そう。人間の価値が“どれだけ上手に道具を扱えるか”で決まる世界では、人間味を一枚一枚野球拳のように脱ぎ捨てて行かなければ生き長らえる事はできませんが、不思議な事にながーくしぶとーく生き残っている人ほど過剰なまでに人間性の塊っぽい人が多いように見えるのは何故だろうか。真剣に不思議。
 人間と人間でないものの境界線がくっきりはっきりのっぺりぼんやり見える(何一つ矛盾しない)という点では、うちのような職場は実は世の中で最も哲学的な職場の一つ、かも知れない。


 【神話の力】(ジョーゼフ・キャンベル&ビル・モイヤーズ/ハヤカワ文庫NF)なる文庫を、最近はちまちまじわじわと読み進めています。最初は【解説:冲方丁】のオビに惹かれて手に取ったのですが、ぱらぱらと拾い読みしたら琴線に触れる話題が河原の小石並みに転がっていたので即決で購入。
 キャンベル氏は、そんじょそこらの新興宗教教祖たちをまとめて「ふんっ」と雑巾絞りで引き千切れるぐらいの知識と知性を持ち合わせた【機知ガイ】です(安直)(ちょう棒球)(しかし現実)。モイヤーズさんがインタビューの途中で(話に付いて行けずに)何回心が折れそうになったのかが大真面目に気になる。わたくしの予想ではですね、恐らくですね、煩悩の数は確実にオーバーでございますね…(お前誰だ)
 とか勘繰りつつ、まだ三分の二しか読んでいない体たらく。負荷が尋常ではないので、迂闊に読み進めると頭痛の刑に見舞われる。神話好きの方々には非常にお薦めの一冊なので興味を持たれた方は是非是が非、ですが、くれぐれもオーバーペースにはご注意を。苦笑。
 で、
 ついったでは字数制限の関係で控えがちな、お気に入り文章の引用を以下に。

 “真のイニシエーションは、導師(グールー)が「サンタクロースはいない」とあなたに告げるときに起こります。サンタクロースは親子関係の隠喩です。その関係は確実に存在しますから、それを経験する事ができます。でも、サンタクロースはいないのです。サンタクロースはただ、子供たちが人間関係を大事にするきっかけを与えるための手段に過ぎません。”
  ―― 第二章/P154

 サンタクロースに取って代わる現代のイニシエーションの旗印は、一体何でしょうね。
 個人的には、【アンパンマンの友達関係にほんのちょっとでも疑問を感じたとき】がお薦めなのですが。女性限定で言うなら、【お父さんと私の下着を一緒に洗わないで、と母に初めて直訴したとき】も捨て難い。男性限定は…………(長考)(そもそも、基本的にいつまでも子供です)


 【屍鬼】(フジリュー版)を読んだ後に夏風邪の症状に見舞われるほど恐ろしい事は、ない。がくぶる。ぶるぶる。がったんがたた(落ち着け
 致命的にもならない代わりに、平日(仕事)の間は完治もしない気がする。困ったものです。
 前々から観なければ観なければ、と思いつつ機会を逃し続けていた【機動警察パトレイバー劇場版】(1の方)(2は視聴済)のDVDを、幸運にも入手できて、観賞した。英世さん二枚でお釣りが来る超絶にお買い得な一枚です…、笑。

 2の時にも痛烈/痛切に感じたけれど、
 この作品が他の無数の近未来ロボット作品と比較して決定的に切り離されている点は、【入力】ではなく、【出力】との闘いが描写されている事だと感じる。現在進行形で進んでいる何かとの衝突ではない。既に、物語が始まる前に“とっくに終わってしまっていた”何か。その何かがもたらした結果――ただ現出するのみのアウトプット(出力)と特車二課は対峙し、闘争し、勝利し、しかし盤面全体から見れば始まる前から終わっていた、野明や遊馬達の奮闘とは何の関係もない所で機械的事務的に決められていた“予定通りの敗北”でしかないという底の抜けた世知辛さ。
 何せ、主犯の【……】シーンから始まるのですから。
 カセット挿して起動したらタイトル画面の選択肢が【GAME OVER】の一択しか存在してないゲーム開始みたいなもの。それを選択したら、プレイヤーが操作不能のエピローグがひたすら延々と流れ続けるのです。魔王を屠った勇者が凱旋するもその名声に恐れを抱いた王様が勇者を宴席で毒殺するか、勇者を仲間に引き入れた魔王が世界を手中にしたものの張り合いがなくなってアル中に陥り早死にするか、の違いはあるにせよ、本来主役である筈の人々は、決して物語の本質には関われない。
 それはまさしく警察のお仕事と同じ。事件が起こってから、その凄惨な結果が確定してしまってから駆け付けて、後始末と事後処理を粛々と進めて行く――過去形と過去完了形で語られる物語の断片を拾い集めて事件のパズルは完成しても、それは「こんな事がありました。でも、“もう遅い”んです」との現実の提示でしかないのですよね。この作品の場合は主役がその警察(あるいは、いやむしろ、まんまセイギノミカタ)ですから、そのむず痒い空しさが違和感なく組み込まれていて、それがまた視聴者の痒い所を絨毯爆撃してしまうのですが。
 出力との闘争です。
 とっくの昔に彼岸へと旅立ってしまった(決して届かない)入力の背中を眺めながら、足元の穴から際限なく湧き続ける出力のモグラを叩き続けるだけの、簡単で、但しある種の諦観が必要なおしごと。
 入力ボタンはいつだって君の手元にある! と謳い上げている少年ジャンプが決して認めないであろう出力オンリーの世界は、しかし、今我々が対峙している世界の“すっぴん”に他ならないのでしょう。

 ……久々に2の方も観直してみようか。こちらはまた、微妙に属性の違う出力に、心がすり潰されるけれど。
前のページ 次のページ
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[06/20 諷里]
[06/19 杵島月莉]
[02/28 諷里]
[02/24 ささい]
[12/22 諷里]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
諷里
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析