忍者ブログ
創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。 休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 □【不動カリンは一切動ぜず】(森田季節/ハヤカワ文庫JA)
 □【ザ・ジャグル1】(榊一郎/ハヤカワ文庫JA)
 □【ベティ・ザ・キッド(下)】(秋田禎信/角川スニーカー文庫)

 普段は下半身がお世話になる筈の某所に躊躇なく頭を突っ込んで吐きそうになっちゃう位に、いきなり体調を崩したここ数日。やっぱり職場の環境が悪い……そうに違いない……生半可に濡れたタオルを共用させるな(無論使わない)……健康診断する前に空気自体の入れ換えをだな……(以下無限に続く)
 というか年末一杯で辞めるつもりの人間に今更健康診断を受けさせてくれるな。からだがったがたなのは承知の上だからおさらばしようとしてるのに灰色真っ黒な診断結果見たらその時点で以下略。
 優先順位の間違い方にかけてはクオーツ時計より正確な職場です。うん、誇ってない。

 そんな体調を何とか週末まで誤魔化しきった自分へのご褒美ではないけれど、本屋によって文庫本を漁ってきた。例によって当初の予定+1(今回はジャグル)に――相変わらずハヤカワ侵食率が上昇の一途を辿っています。マルドゥック・スクランブルのハードカバー版を初めて見たけれど、アレ立派な凶器ですね。暗い夜道にこの一冊。襲う痴漢もほら一撃。(誇張無し)
 【不動カリン】から読み始める。まだ序盤ですが、淡く柔らかな文体とその未来世界に息衝く/毒づく“健全な生殖観念”のささやかな歪さが、何とも“この国”のSF小説らしいと言うか何と言うか。
 『わたし、お姉ちゃんの妹ですから』
 『血もつながってないくせに』
 『血のつながってる姉妹なんて気持ち悪いじゃないですか』
 感情移入する動機も入口も持ち合わせていないのに、なぜだかこの部分に頷く自分がいた。

 【ザ・ジャグル】は、榊先生がシナリオを手掛けている【カルネージハート エクサ】繋がりで手を出してみた。たまたま開いてみたページに【ノースリヴァー社】の名前があって吃驚する。エクサにも同名の企業が出ていた――偶然?――社の性格が似ていたりしたから悪戯心でシナリオに流用したりしたんだろうか。どっちの北川(誰)さんも性格と素行が悪そうな気がするのは多分気のせいでは済まされない。
 そんなエクサの方は、乱雑に動作チップを組んだつもりの自律型に(自分操縦の機が)瞬く間に屠られる嬉しいような空しいような洗礼を受けつつ進行中。10時間を越えてもまだチュートリアルが終わらないという桁外れの笑い話が実在します。チーリン先生の夢が外宇宙探査、と聞いてますますあのサーガ(ほぼ特定)が瞼の表裏にちらつくどうしようもないデジャヴを尻目に、講義はあともう少しだけ(=CMの後もまだまだ)続く模様。自分の脳味噌チップの配列に機体冷却装置を……(容量オーバー。容量オーバー)


 最近ひっぱりだこなあの御方。
 渡部カメラマンの語る百物語は、怖くて泡を噴くよりも、笑えて息を噴き出すのが先のように思える。
PR
 今しがた飲んだ紅茶(インスタント/粉タイプ)のひとくち目が、何故か梅茶漬けの味にしか感じられなかった事実をついったよりも早くこっちに記してみる。熱い珈琲を飲んだ時も高確率でひとくち目が納豆の味に感じられるからな――味覚の感覚質(クオリア)が肉体よりも一足早く風邪を引いたのかしら、と首を捻ってみるものの謎は解けない。そもそも珈琲と納豆に関しては一年中だし。
 ついったを続けていると、脳裏に浮かぶ話題も自動的にあちら規格……140字のマスゲーム……に準じたサイズとして生まれ始めるような気がしなくもない。この怪物を造り出した人達は、この140という縛りを数々の試行錯誤の末に見出したのか、「とりあえずこの位で行きましょか」(何故その喋り)と軽い気持ちでゴーサインしたのか、その辺りの裏話には興味があります。当然日本語ではなくアルファベット想定での文字数ですから、私達の感覚とは文章の規模自体が異なる・ずれているのでしょうね。
 140の文字の棺。
 人を笑わせる事も、
 思慕を伝える事も、
 憤怒を生やす事も、
 そしてそれ以外の殆どの意思を伝える事もできそうな気はする。
 むしろ、140字では決して伝わらないものとは何かを考えてみるけれど答えは出ない。
 ついった公式では決してやりそうにないので敢えてみくしで企画して貰ってもいいけれど、【世界で最も人の心を動かさない140字コンテスト】とか実施して貰えたら面白いと割と本気で思ってます。人の心に届かない、心を決して動かさない言葉を追い求めてみるのも、言葉の真理を探る上では重要なアプローチだろうから。
 審査方法――――とくみつサンが微動だにしなかったら合格。(そんな基準で大丈夫か?)(大丈夫だ、問題ない)

 斎藤祐樹と石川遼と水嶋ヒロの三人の周りには、打たれずに空しく落下した【非】がゴミ屋敷のように散らばっているのでしょうねえ。
 あの三人を見ていると、人間の可能性よりもむしろ可能性という言葉の残酷なまでの人間味について考えさせられる。自分の可能性を一つまた一つと探し増やして行くんじゃなくて、拾い上げた可能性に一つまた一つと【バツ】を付けて捨てて行くのがある意味ではまともな人生。いつか自分の人生を自叙伝みたいな形で振り返る時が来るのなら、その時は自分が「何を成したか」ではなく、「成せなかった事は何か」をひたすら取り上げ回顧してみる方が前者よりも遥かに濃密な文章に仕上がるのだろうと思えます。
 欠落を全て集めて繋げると、自分の輪郭が浮かび上がる。
 それは予め保持している“自分自身”よりも、確実に広い面積を持っている。……うん、やはり濃密。
 いつか諭吉さんお一人様をまるまる使って本屋でまっさらな文庫本を大人買いしたい、という衝動を未だに達成できずにいるのは果たして不幸なのか僥倖なのかを考える。
 趣味としてではなく、“教材・資料”として買おうとする方が物欲にブレーキがかかりにくいように思えるのは何とも不思議。これを書いている今目の前に横たわっている基本情報技術者や行政書士のテキスト群の総額なんて諭吉に一葉が添えられた大金の筈なのに、買った時にはほっとんど浪費感を感じませんでしたからねえ――個人的な理由から、MMORPGやら意識無意識が題材となったものを読んでおく必要があるので、充分に下調べをした上で一度は十冊以上の大人買いをやらかしてみたいものですよ ぶっくおふとか で(妥協した!)
 ついこの間本屋で見掛けた【不動カリンは一切動ぜず】(森田季節/ハヤカワ文庫JA)が、比較的気になっている。計劃さんの作品に触れて以降、買った本の半分以上がハヤカワ関連な自分はほんと解り易い指向だと思う。

 【カルネージハート エクサ】を、ゆっくりよっこらと進行させている。
 シナリオモードは要するにバトルモードのためのストーリー型チュートリアル、と考えて割り切ってしまう位で丁度良いのかも知れません。開始から五時間以上経過したのに未だに事件の匂いがしてこない。新設された操縦型OKEが色々と奥深すぎるのは功罪相半ばですね……自律型の設計にすら立ち入れてないし。まあチーリンとパルティータがとってもORE(違)好みですので無問題。観れば観るほど某サーガの眼鏡さんと秩序ちゃんに重なってくるのはどうにもならない世界の選択かと。(笑)
 もう少ししたら、ゆうつべやニコでも驚きの戦闘シーンの動画が溢れるのでしょうねえ。いや願望。溢れて欲しい。
 アートディンクの作品に触れると、【面白く遊ぶためには(貴方自身が)いかに努力すべきか】を例外なく考えさせられる。面白い何かを観たい/聞きたい、ではなく【何でもいい“何か”を面白く観る/聞くにはどうすべき?】に思考を定住させた時、オブジェと壁紙だけだった世界はたちまちギミックと白紙に満ち溢れた砂場に。
 楽しく遊ぶと面白く遊ぶは必ずしも合致しない。楽しくも満足感もない引きこもりがちの面白さもあるからこそ、その衝動や欲望行き着く先も自然と多彩となるのですが。
 とりあえず、
 特典でもDLCでもいいので特殊チップとしてえぐい猿(byナイツ)とかエガちゃんとかのパフォーマンスを可能にする動作チップを作って配布してくれませんか、アートディンク様。信じてる。(真剣)(真顔)

 トリニータの三連勝に嵐の予感。あ、…もう来たか、それ。
 自分の指を耳に突っ込んだ時に聞こえる振動する重低音は、自身の筋肉が細かく震えている音だと何かで見聞きした覚えがある。
 流石に他人の指を自分の耳に突っ込んで相手の筋音を鑑賞した経験はありません(当然)が、その筋音だけで「あ、○○さんでしょ?」と相手を特定できたりするものなんだろうか。そんな利き筋(何それ)について是非とも検証実験を行って貰いたいと思う今日この頃。筋音にも指紋声紋のような個別性があるととっても面白いのではないかなー、と。
 目を閉じ、両手の人差し指をそれぞれ耳に突っ込んでいる体勢は、ある意味瞑想の完成型ではないかと思う。自己完結…や、“自給自足”とそのポーズに命名してみたいですね。
 そんな、特に脈絡もオチもないお話。
 今後の身の振り方とか出すべきアイデアの出し方とか部屋の蚊の殺し方とか美味しいカレーうどんの作り方とか、考えなければならないものは日々積み重なって行くばかりなのですが。…餃子…カレーうどん…試して…(人は)(考える)


 3ヶ月掛かって漸くバイオタンク製造にこぎつけた自分の牛歩っぷりは、我ながらファンの風上どころか重箱の片隅の袋小路にすら置けないものだと思う。(メタルマックス3)
 そしてエクサと運命の輪が出たら、確実に死ぬな……その牛。嗚呼、滞納の秋。
 職場の近くのホームセンター跡では、パチンコ屋の建築工事が着々と進んでいる。
 建物の外装に限って言えば概ね整ったような感じ――工期が来月の中旬までだったから、年内にはオープンするんだろうか。通勤ルートにもろに隣接しているだけに、帰り掛けに大負けしたお客さんとうっかりぶつかったりしないように気を付ける事にしよう(その時まで働いているかどうかはさておき)……歩道の際ッ際、一分の隙もなく敷地一杯を活用している建物を見ると、【シムシティ】や【A列車で行こう】の娯楽施設的なイメージを想起してしまいます。既存の建造物がある日突然娯楽施設に変貌するそのさまは、さながら悪性新生物(があぁぁぁん)の誕生にも似た流れ。今日もどこかで、【新装開店】が荒々しい産声を上げている筈。
 パチンコ/パチスロは、数あるギャンブルの中でも群を抜いて“宗教性”が高い遊戯のような気がします。「昨日さー○万円負けちゃってさー」的な話を笑顔で切り出す人間を見ていると、ギャンブルに注ぎ込んだというよりはお布施に費やしてちょっとだけ徳を高めたよ!的な奇妙な充実感をその面持ちから嗅ぎ取る――最近はラブホの入口に賽銭箱などを置いて「ここは宗教施設です」と言い張る法人もいらっしゃるみたいですが、そんなのはもう時代遅れ。これからはパチ屋の実機を神棚風に改装して、球(ぎんのたま)を入れる所を賽銭箱的にすれば胸を張って「これはギャンブルのような低俗な遊戯ではございません。自らの血肉と引き換えに授かりし銀色の魂を神へと差し出し、それによって喜怒哀楽様々な恩寵を賜るというれっきとした宗教儀式の一環なのです」、と言い張るのが最先端のトレンドですよ。もし自前の宗教法人を持っているなら、一度は挑戦してみたい手口(待て)
 ありとあらゆるかみさま(機種/題材)が揃っているのに、語られる話題は両手両足で充分事足りてしまう単調なもの。だからこそ共通、共有の話題として最適なジャンル足り得るのかもしれませんが――あれを心底楽しめるような感性と性分を持っているならば、世の中の殆ど全ての事柄が魅力的に見えてしまうのでは。そうであるなら無条件に羨ましい。実際の所は、さて、どうなのか。

 イーガン短編集【しあわせの理由】を、読了。
 最後に読んだ上記の表題作は、そのまた上記の“世の中の殆ど全ての事柄が魅力的に”を実装してしまうとどうなるか、を淡々と書き編んでいた。自己変革・自己実現を“文字通りに”実現してしまうとこうなりますよ……と作者が伝えたかった訳ではないのでしょうが、自分にはそれがブラックユーモア的なボールとして届きました。面白みのある毒薬が一通り揃っています。(褒め言葉)

 ノーベル化学賞受賞におめでとうございますを捧げつつ、
 平和賞が誰の手元で新鮮な不発弾と化すか、に次の興味は移っています。中華なお国の動向に引き続きご注目を、と。
前のページ 次のページ
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[06/20 諷里]
[06/19 杵島月莉]
[02/28 諷里]
[02/24 ささい]
[12/22 諷里]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
諷里
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析