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創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。 休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
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 盆に買った懐中時計をもう一ヶ月以上仕舞い込んだままだった事に気が付いて、久々に引っ張り出してみた。買った時の説明通り何十秒か時間が遅れている…けれどまだ合わせ直すほどの誤差じゃあない、か。これ(クオーツ)も気に入ってはいるけれど、いずれは本格的な機械式懐中時計を手に入れてみたいものです。螺子を一日ごとにかっちかち巻いて懐に忍ばせれば気分は紛れもなく紛いだらけの似非紳士。笑。
 懐中時計に出所の曖昧な憧れを抱くのは何故だろうと考えた時、「時間を閉じ込め、飼い慣らしている」感覚に満足感を覚えるからではないかとの解答が浮かぶ。普段は懐に忍ばせているそれを取り上げ、蓋を開いた瞬間に飼い慣らされていた時間は柵を越えて放牧に飛び出す。蓋を閉めればたちまち舞い戻るそれは、時間の牧畜とでも呼べばいいのかも。
 腕時計や携帯電話では、時間との“距離”が近過ぎる。ひと手間ふた手間掛かる程度の距離が、何とも心地良い。

 最近観直した【ガンダム00】で、ふと、「…この世紀(三世紀後)でも、一日は24時間で一年は太陽暦基準なんだろうか」とはっとなって疑問が湧いた。調べはしてない(調べよ)。三世紀も経過している割には記者会見の形式が今と大差なかったりファッションセンスの進化が皆無だったりと色々突っ込みたい所が山盛りですが、それはまた別のお話。
 近・遠未来において、時間の基準が現代と様変わりしていたとしても、それは別に驚くような事ではないのでしょうね。地上におさらばしてドームやシェルターに完全密封された世界で生きている未来人を想像した時、彼らが太陽や月の振る舞いを基にした時間律に意味を見出さなくなって全く別の――トイレの芳香剤が切れるまでの間隔を一年とする――ルールが採用されていたって不思議じゃあない。既に現代でさえ、“共通語”である24時間265日のルールとは別に、【あのレアアイテムを獲ったら寝よう。起きたら即換金して、復活してまた獲れるようになるまで釣りしてよう】的な“方言”(個々人の時間律)が存在しているのですし。工場なんかで、掲示板の予定生産台数を見て「あと三台造れば休憩だ」と判断するのは方言と共通語のブレンド、ですかね。
 そんな、同じ時間の“方言”を持つ者同士は寄り集まる。
 必然的に趣味や特技は似通ってくるでしょうが、単純な同好の士とは、ちょっとだけ、微妙に違う。世の中には二通りの人間しかいない――カップラーメンの待ち時間(3分)の間、小説なり漫画なり何かしらを消費するか、ただ時間だけを消費するかの二通り。自分は前者。ついつい頁を進めすぎて「あれ、この秒針が12になったらあと一分だっけ二分だっけ?」とザル法よりも粗い網目で短期記憶を落っことす前者。……失笑




 尖閣の一件。
 チャーター機で船長を迎えに来る、と聞いて、これではまるで日本が拉致事件における北朝鮮的な立場だなーと率直に感じた。船長が帰国したら、あちらのニュースでは【日本に拉致されていた船長、英雄として帰還】と報道されるのではないだろうか。
 開いた溝は深く、そこに巣食った不信の根は更に深い。
 隣の部屋の住人の素性すら興味がない私達が、海を隔てた隣国とそこまでして仲良くなりたいのかどうかは、白紙の状態から一度冷静に考え込んでみるべきだとも思う。
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