まあ、念の為に記事は格納しておきます。
興味のある方のみ、本文の方へとどうぞ。
< 注:筆記者の情報入手源はアニメ本編のみです >
【#20 変革の刃】
予想してはいたものの、
本当、胃が痛くなるような展開。
>”恐らく、今後も複数のガンダム及びマイスター達が登場してくる筈”
(感想Cより)
【#19】ラストの南極地下のアレは、人や機体ではなく太陽炉だったようですね。それを搭載する機体も提供された、と言う意味では半分は正解と言えるかも(甘い)。複数のガンダム、ではなく複数のガンダムと同等の能力を備えた敵機との戦闘になる以上、新たなガンダムマイスター登場の可能性は少し低下したと言えそうです。今回の対人革連戦闘で、性能が同じなら機体数とパイロットの熟練度の差が勝敗を決定付ける当然の理が実証されましたし、トリニティはこのまま使い捨てにされる運命を辿るのでしょうかね。刹那達と再び連携する可能性は低そうだし、最終的には対峙して敗北するのが既定路線なんでしょうが――全ては瑠美嬢のサポート次第、かと。
ただ、この戦闘で人革連側(セルゲイ、ソーマ)が”ガンダム”の性能に尋常ならざる優越感を覚えていたような印象を受けたのは気になります。情報漏洩により三大勢力にGNドライブを提供したのは【お互いの戦力を均衡させ混迷の状況を長続きさせる】と考えるのが妥当でしょうが、その裏側に【ガンダムの力を得た彼等をその力に溺れさせ、新たな”大戦争”を誘発する】目的も含まれていたとしたら、話は更にややこしくなりそう。
その威力に最後まで溺れず抵抗出来そうなのは、当然、我等(?)がグラハム・エーカーでしょうねえ。
彼には物語の最後の最後まで、フラッグ乗りとしてガンダム達と真っ向から渡り合って欲しいものです。
【ラグナ】が人名(ラグナ・ハーヴェイ)で確定したので、どうやらヴェーダの”兄弟”に相当するような演算システム存在の可能性は無くなったと言って良さそうです。ラグナはきっと瑠美嬢と似たような立場のソレスタルビーイング(以下CB)……否、アレハンドロ個人のエージェント的な人間ではなかろうか、と。アレハンドロがラグナを通じてトリニティを動かしていると見るのが妥当でしょう、現時点では。
リボンズにヴェーダ介入能力が存在した事が今回の描写で確定的になり、二人の会話からアレハンドロが”リボンズを拾った/出会った事が切っ掛けでCBの監視者になった”説が有力になりました。但し、【介入を画策していた】と言う発言が”監視者になって計画に関わりたかった”と言う意味なのか、”既に監視者ではあったが計画そのものを操作できる立場になりたかった”のかはまだ不確定。後者の場合、アレハンドロの目的がCBそのものの当初の目的、イオリア・シェヘンベルグの理想と違っている事は明らかなので、それがどのような目的・理想であるのかが問題になりそうですね。そのイオリアの理想自体も、まだ【自分達が憎まれ役(社会の敵)となって対立する各勢力を一つにまとめる】と確定した訳では無いですが……もしそうなら、それに気付いた程度の事でエイフマン教授が殺される筈も無いでしょうし。彼はもっと奥深い何かを掴んでいた筈ですから。
まあ、
今の所は、【リボンズがアレハンドロを上手く操って自らの目的を達成させようとしている】ようにしか見えませんが。ヴェーダ本体(やはりトレミー内のあれは単なる端末だったよう)を時間を掛けてやっと発見した、的な物言いを彼はしていましたが――どうなんでしょうね。実はずっと以前、出会った時点、或いは”誕生した時点で既に知っていた”ような気もします。アレハンドロに自らの思惑を悟られぬよう、時期を慎重に見計らった上で情報を小出しにしている感がありありですから。暫くはまだこのままアレハンドロの森蘭丸(拘るね)を演じるでしょうが、さて、何処の局面で自らの意思を明らかにするのか。
もっと鑑みるならば、
【アレハンドロにリボンズが”拾われる”ように仕向けた】誰か、何かが背後に潜んでいてもおかしくないですね。勿論その最有力はヴェーダ本体(に刻まれているであろうイオリアの頭脳・思考)ですが、それとは異なる個人や組織がいるのかも。もう、ここまで状況が混迷すると次に何が出て来ても驚きません。苦笑。
――――脚本は、
沙慈に一体、どのような”役回り”を求めているのでしょうね?
今後、彼が物語の核心に”絡んでしまう”として、今の彼の立場では自発的にそこに絡めそうもないですし。誰かが手を差し伸べていずれかの勢力に引き入れるのか、それとも姉の遺志(まだ亡くなったはと断定出来ませんが、次回予告のあのシーンが墓標か亡骸を見下ろす風にしか見えない)を継いでこの”闘争”の真実を探り始めるのか。
どちらにせよ、この物語の真の主役が誰であるのか、この物語を【誰の視点で読み解いて欲しいか】を、今回の話は如実に示していると思いました。
……そう遠くない未来、刹那が沙慈に自分の正体を明かしたりするのではないかな、と思ったり。
そして彼に自分の事を殴るだけ殴らせて、立ち止まらず先に進むよう、道標を与えるような気が。
コーラッ君の存在が今回の話の一番の清涼剤だと言う事実は、認めたくありません。
認めたくないですとも。(だが認める)
>追記
本文を書き終えて暫くしてから、唐突に気付いた事。
リボンズの名前、もしや――【Reborns/Rebornes】なんて綴りではないでしょうね。いえ、未確認(正式な綴りが何処で分かるのか知らない)なのですが。【reborn】は言わずもがな【生まれ変わった、再生した】と言う英単語ですが、もしそうなら感想Cで書いた”イオリア・シェヘンベルグの意思が別人格/深層意識として隠れているとか”と言う推測がちょっと息を吹き返すのですけれど。イオリアが”reborn”した存在が、この森蘭(しつこい)とか。最後の【s】が”これまでに何度も”と言う複数形の意だったりしたら確定的。そんな妄想。
ま、この疑問はとっくの昔に他の方々も気付いている筈でしょうから、別に新しい発見でも何でもないですけどね。笑。