創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。
休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
長谷敏司【あなたのための物語】文庫版を買った。Jコレクション版の白一色とはまた趣きの違う表紙具合(白一色にならなかった理由としては、計劃さん【ハーモニー】文庫版に先を越されたからだろうと邪推/でも一理はある筈)だけど、こちらも物語の本質を物言わず言い当てている。ドット状に見える赤が、作中の生命が置かれた境界――アナログとデジタルの国境――を表現しているように思えた。
死を想う時代から、死を携える時代へ。この物語の更に先の未来では、死すらも携帯アプリと同様に気分次第で選択できる世界になっているのかもしれない。“やりたいやつだけでてこい”――【A/Bエクストリーム】におけるイミテイブル(偽装経験領域)のような、社会から離脱・脱落した人々の〈死〉的な格納領域が公然と形成される遠未来像は、その技術さえ確立されればわりと早い段階で受け入れられてしまうのでは? 縁起でもない空想だけれど、そう考えてしまう。
され竜辺りとは微妙に違う意味でひとさまには薦めにくい作品。サマンサ・ウォーカーの【物語】とは全く別のキャラ・動機で、この〈精神記述前夜〉世界を描写した作品が読んでみたいですがね……SFマガジン辺りの短編で書いてもらいたいな。
これを敷居が高いと感じる方には、角川スニーカーから出ている【円環少女】シリーズをお薦めします。可愛いけど生々しいか可愛いけど頭のネジに問題あるオンナノコたっくさん出てきますよ!(下りてこない敷居
だからこういうのはブクログに書けと何度言っt(略
メタルマックス3がようやっとラスボス寸前まで進みました。おっかしいなー、予定では去年のお盆前には一周目を終わらせておく予定だったのに。うん、だから東電の工程表にもちくちく文句をぶつけられなかった訳だ(違)。
グラトノスがアンへリオ(され竜)に見えて仕方ないという人は必ずいる筈。両方観れば、分かってくれますとも(雲を突き抜ける敷居
死を想う時代から、死を携える時代へ。この物語の更に先の未来では、死すらも携帯アプリと同様に気分次第で選択できる世界になっているのかもしれない。“やりたいやつだけでてこい”――【A/Bエクストリーム】におけるイミテイブル(偽装経験領域)のような、社会から離脱・脱落した人々の〈死〉的な格納領域が公然と形成される遠未来像は、その技術さえ確立されればわりと早い段階で受け入れられてしまうのでは? 縁起でもない空想だけれど、そう考えてしまう。
され竜辺りとは微妙に違う意味でひとさまには薦めにくい作品。サマンサ・ウォーカーの【物語】とは全く別のキャラ・動機で、この〈精神記述前夜〉世界を描写した作品が読んでみたいですがね……SFマガジン辺りの短編で書いてもらいたいな。
これを敷居が高いと感じる方には、角川スニーカーから出ている【円環少女】シリーズをお薦めします。可愛いけど生々しいか可愛いけど頭のネジに問題あるオンナノコたっくさん出てきますよ!(下りてこない敷居
だからこういうのはブクログに書けと何度言っt(略
メタルマックス3がようやっとラスボス寸前まで進みました。おっかしいなー、予定では去年のお盆前には一周目を終わらせておく予定だったのに。うん、だから東電の工程表にもちくちく文句をぶつけられなかった訳だ(違)。
グラトノスがアンへリオ(され竜)に見えて仕方ないという人は必ずいる筈。両方観れば、分かってくれますとも(雲を突き抜ける敷居
大震災関連のニュースで、地盤沈下した沿岸部の被災地で稼動している排水ポンプ(入り込んだ海水を海へと汲み出す)の映像を見て、必然的に【ねじまき少女】(パオロ・バチガルピ/ハヤカワ文庫)を連想した。作中の海水ポンプはあのバンコクそのものを水没から救っているのだから、視覚化したら凄まじいスケールになるんだろうなー。
この作品が【虐殺器官】に通じる理由として、今ここに存在している現在を、発想を飛躍させるのではなく地道な、入念な“開墾”によって未来へと繋げている著者の姿勢があるように思える。現実の問題を一つ一つ丁寧に積み重ねて行って、解決し得るものを排除して、解決できないものを積み残して、堅実に予想でき得る新たな問題を積み増して。発想一つで削り上げる閃きの彫刻ではなく、砂粒を一粒一粒積み上げ、抜き取って行った果ての〈砂の城〉。けれどそれは、津波や激震すらも容易に跳ね除ける堅牢な論理によって下支えされている。
一切のサプライズを拒絶する完全に地続きの未来は、想像ではなく計数によって導き出されるのかもしれない。しかし【ねじまき少女】の場合、その冷淡な計数と、登場人物たちの由緒貧しき人間味が器用に両立しているからSFの枠に囚われないエンターテインメントとして評価されたんだろうなと感じた。影の主役はホク・セン。これは決して譲れない。笑。
計劃さんの作品と同様に、この作品でもジャクソン・ポロックの名前が出てきたのもちょっと興味深い所。アクション・ペインティング(オートマティスム)の思想それ自体が、SF、特に妄想理想が入り込まない地続きの未来を構築しようとする作家さんのスタイルとフィットするのだろうか。
いずれ、バチガルピさんの短編集もハヤカワ辺りで出して貰いたいものです。
――ブクログに書かなければならない文章だな、これ。(自分に向けて)(放置なう)
この作品が【虐殺器官】に通じる理由として、今ここに存在している現在を、発想を飛躍させるのではなく地道な、入念な“開墾”によって未来へと繋げている著者の姿勢があるように思える。現実の問題を一つ一つ丁寧に積み重ねて行って、解決し得るものを排除して、解決できないものを積み残して、堅実に予想でき得る新たな問題を積み増して。発想一つで削り上げる閃きの彫刻ではなく、砂粒を一粒一粒積み上げ、抜き取って行った果ての〈砂の城〉。けれどそれは、津波や激震すらも容易に跳ね除ける堅牢な論理によって下支えされている。
一切のサプライズを拒絶する完全に地続きの未来は、想像ではなく計数によって導き出されるのかもしれない。しかし【ねじまき少女】の場合、その冷淡な計数と、登場人物たちの由緒貧しき人間味が器用に両立しているからSFの枠に囚われないエンターテインメントとして評価されたんだろうなと感じた。影の主役はホク・セン。これは決して譲れない。笑。
計劃さんの作品と同様に、この作品でもジャクソン・ポロックの名前が出てきたのもちょっと興味深い所。アクション・ペインティング(オートマティスム)の思想それ自体が、SF、特に妄想理想が入り込まない地続きの未来を構築しようとする作家さんのスタイルとフィットするのだろうか。
いずれ、バチガルピさんの短編集もハヤカワ辺りで出して貰いたいものです。
――ブクログに書かなければならない文章だな、これ。(自分に向けて)(放置なう)
【本日の絶望その1】:オーフェン小冊子02の入手失敗(県下唯一の取扱店に無し/終戦)
【その2】:アルフォートのリッチミルクチョコ味が想像以上にミルクで身体が受け付けず(乳製品駄目っぽい人)
【その3】:本当に出てしまった【され竜】新刊が素知らぬ顔でいつも通りの通常営業(神はいない。人は自立しない。それはさておき絶望する)していて噴いた
あの分量でまだ事件が収束しない(むしろ拡大の一途)ラボさんクオリティに完敗の一言。詳しいネタバレは避けますが今巻一番の見せ場は〈ナットー〉の魅力を力説するキュラさんだと断言しますとも。あとラキ兄弟の毎度のボケ合いをほくほく顔で眺めながら気付いたけれど、このやり取りはオーフェンプレ編におけるコルゴンとコミクロンにそっくりそのまま当て嵌まる。特にBOXプレ編の例のアレ。(曖昧すぎ)
で、
そのオーフェン小冊子02を入手したら、その内容そのものとは別にちょっとした毒を吐こうと思っていた。結果として入手できなかった訳だからこの流れで書くのはちょっと気が引けるけれど、まあ素直な毒(?)なので続きの後にさらっと記しておきます。
(注:さらっとなってない)
【その2】:アルフォートのリッチミルクチョコ味が想像以上にミルクで身体が受け付けず(乳製品駄目っぽい人)
【その3】:本当に出てしまった【され竜】新刊が素知らぬ顔でいつも通りの通常営業(神はいない。人は自立しない。それはさておき絶望する)していて噴いた
あの分量でまだ事件が収束しない(むしろ拡大の一途)ラボさんクオリティに完敗の一言。詳しいネタバレは避けますが今巻一番の見せ場は〈ナットー〉の魅力を力説するキュラさんだと断言しますとも。あとラキ兄弟の毎度のボケ合いをほくほく顔で眺めながら気付いたけれど、このやり取りはオーフェンプレ編におけるコルゴンとコミクロンにそっくりそのまま当て嵌まる。特にBOXプレ編の例のアレ。(曖昧すぎ)
で、
そのオーフェン小冊子02を入手したら、その内容そのものとは別にちょっとした毒を吐こうと思っていた。結果として入手できなかった訳だからこの流れで書くのはちょっと気が引けるけれど、まあ素直な毒(?)なので続きの後にさらっと記しておきます。
(注:さらっとなってない)