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創作サイト【文燈】の雑記、一次、二次創作書き散らし用ブログ。 休止解除しました。創作関連はサイトでの更新に戻るので今後は雑記、返信等が中心となるでしょう。更新が鈍い場合はツイッター(http://twitter.jp/gohto_furi)に潜伏している可能性が、大。
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 ウィンブルドンの決勝(男子シングルス)を途中から観始めて、結局最後まで観てしまいました。最終セットはそのゲーム数もさることながら、フェデラーに常に王手をされ続けながらあそこまで粘り通したロディックの執念に感服する他ない。全力を出し切ったなら悔しさは残らない、とはよく言われますが、試合後のロディックを見ていたらそれって観戦する側のある意味一方的な大団円的発想だなと思わずにはいられなかった。
 全力を出し切ったら出し切ったで、それでも目標に届かなかった自己へ対する悔しさがより増幅するんでしょうね。終わったその瞬間の、勝者も敗者もよく頑張った両方最高だ!――的な雰囲気だけを切り取ってホルマリン漬けしてラッピングしても、そうして出来上がった作品には悔しさって名の塩分が決定的に足りない。
 塩分の欠けた作品に永久的な中毒性は生まれないと思っています。
 爽やかさだけの感慨なんてあっと言う間に気化してしまいますし。
 そしてエア・ケイがあの舞台に立てる未来は、現時点ではちょっと想像できませんでした。まだ彼も若いし、今後の努力次第なのは言うまでもないんでしょうが。

 で、その満足感を言葉で表すとタイトルになった。
 【猫と馬の居る書斎】で見掛けてから妙に気に入っている、津軽弁で【気持ちがよい。満足だ】と言う意味の言葉。“もな”って語尾も素敵だと思いませんか思います。(自問快答)
 ぞんざいに触れ扱うたびに手が斬れたり心が割れたりしそうな恐ろしくも愛らしい危うさが、(好き嫌いはあるにせよ)土地土地の言葉には詰まってます。言葉のキャッチボールをするには危険過ぎる代物……だからこそ互いに近寄り、相手の息遣いが分かる距離で表情を見ながらしっかり手渡しできていたのかもしれません。
 現代じゃ言葉はキャッチボールするものですからね。相手との意思疎通の実在を象徴しているような表現ですけれど、その実体は【息遣いどころか表情さえ分からない遠方から投げ寄越されるボール(言葉)を、素手の上に嵌めたグラブ越しに捕球する】行為。視線の中心には常に飛び交うボール、相手の顔なんて見ちゃいない。もっと言うと、キャッチボールには相手すら要らない。(壁に投げても同じ事が出来る)
 自分の手元に収まったボールが、(自分も含めた)他の誰からのものか分からない。
 人と人との距離を縮小させる為に粉骨砕身した筈の情報化社会が生み出したものが、上記のような現状だとは考えたくはないですけどね。むしろ考え過ぎですね自分が、と、脱線し過ぎな本文も省みた上で言っておく。

 ブエナビスタ札幌記念参戦の一報に心ときめいた後へしおれた。
 距離延長を試すなんて話じゃ済まなくなったよホーちゃん陣営。他にもゴッホやら金ちゃんやら信玄公やらユメノタビビト(昔この名前の仔いた筈)やら出てくるらしい……JRAは今からでも遅くないからG1の事後承認制度を制定すべきだと思う。そして遡及的に去年の毎日王冠を!(しつこい)
 当日何万人集まるだろうか。いやもう楽しみ過ぎる……観終わった後、あずましいこと間違いなし。
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